narcolepsy

枕の向きは変えるもんじゃないですね。
俺には北枕が合ってます。

派遣会社の名前が全然報道されない件について。
スポンサーと取引先でガチガチ。
マスコミの偏向報道には辟易しますね。
それはともかく。
今回の最大の問題は単純労働者を寮や社宅抱え込み前提で派遣社員として雇ってきた事でしょう。
それを許してきた社会の責任は重いです。
はっきり言ってこれは人身売買です。
そもそも、「労働者に寮や社宅を与え抱え込む事は人権侵害である」というILO勧告があります。
プライベートを含めた身柄の拘束。
これを人身売買と言わずして何と言いましょう？
企業は従業員に対し、彼らが自立できるだけの報酬を与える義務があるはず。
それを放棄して寮や社宅でお茶を濁す事は根本的におかしいのです。
税金対策のためでしょ？それって？？
“社員のため”なんてのは建前どころか後付けに過ぎないと思います。
これは是正されるべきです。
今回の件は「契約違反ではなく、契約更新をしなかっただけだ」という開き直り的な”自己責任論”でおさめられる程簡単な問題では無いのです。
派遣会社にも問題はあります。
調整で契約を切られる危険性があるのなら、派遣社員にはリスクヘッジ分の給与を余分に与えるべきではないのでしょうか。
それが出来ていなかったからこれだけのホームレスが誕生したわけで。
ここで参考までにアメリカの例を出します。
保険や福利厚生などの体制が日本とは違うので一概に並べて比べることはできませんが、あくまで参考という事で。
アメリカでは先のリスクヘッジの観点から、派遣社員は正社員よりも多くの給与をもらうのが普通です。
で、派遣会社が取るマージンは10%。
これは確か法律で規制されてたはず。
今現在日本の派遣会社が取っているマージンは、平均して3～4割くらいと言われています。
これを高いと見るか安いと見るか。
マージンに関しては与党が「派遣会社ピンハネし過ぎじゃね？」みたいな事をようやく言い始めましたね。
これに関しては概ね同意です。
派遣会社は”雇用促進”とか”失業救済”とかいう大義名分をよく持ち出してきますが、今回これだけのホームレスを輩出しといて笑わせてくれます。
“雇用調整”は本来国がするべき事であって、これまで派遣したいところにだけ派遣してきた民間派遣会社が口にすべき事ではないような気がします。
“ワークシェアリング”の意味、本当にわかってる？？
最後に。
“自己責任論”という思考停止的な意見はもう止めにしませんか？
あなたが本当に優秀なら、弱者やバカも救えるはず。
「世の中は弱肉強食、バカはくたばれ」
そう考えていた時代が俺にもありました。
でもそうじゃないと今では思います。
だって、もしそうなら、全ては”戦争”で解決するじゃないですか。
それで良いの？
俺たちはナチスじゃ無いでしょ？？
バカを許容できてこそ優秀な人間なんですよ、きっと。
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