米国政府激震、内部告発サイト「ウィキリークス」の正体
政府や企業などの機密情報を収集して公開するWebサイト「ウィキリークス(Wikileaks)」が大きな話題になっている(図)。同サイトの情報源は、主に内部告発。
暗号技術を駆使するなどして、告発者の匿名性を守っているという。
ウィキリークスの特徴の一つは、公開する情報が大量かつ機密であること。例えば2010年7月には、アフガニスタン紛争に関する米軍や情報機関の機密情報を
7万5000件以上公開。2010年10月には、イラク戦争に関する米軍の機密情報およそ40万件を一斉に公開した。
2010年4月、ウィキリークス上にて、2007年7月12日のイラク駐留アメリカ軍ヘリコプターがイラク市民やロイターの記者を銃撃し殺傷した事件の動画が公表された。
主な内部告発行為
前述のとおり、Wikileaksはアジアやアフリカや中東の独裁政権に対抗する目的を有しているが、実際には欧米の政府に不都合な情報も多数リークされている。
サラ・ペイリンのヤフーアカウントハッキング
詳細は「en:Sarah Palin email hack」を参照
2008年9月、アメリカ合衆国大統領選挙期間中、共和党副大統領候補者であるサラ・ペイリンのヤフーアカウントが、ウィキリークスに投稿された。
イラク戦争の民間人殺傷動画公開事件
詳細は「en:July 12, 2007, Baghdad airstrike」、「en:Arrest of Bradley Manning」をそれぞれ参照
2010年4月、ウィキリークス上にて、2007年7月12日のイラク駐留アメリカ軍ヘリコプターがイラク市民やロイターの記者を銃撃し殺傷した事件の動画が公表された。2010年5月、米軍諜報アナリストとされる軍人がこの動画と、外交機密文書約26万件をウィキリークスに提供したことが発覚し、この軍人は逮捕された[23]。
アフガン紛争関連資料公開事件
詳細は「en:Afghan War Diary」を参照
2010年7月25日、ウィキリークスにてアフガニスタン紛争に関するアメリカ軍や情報機関の機密資料約75000点以上が公表された。提供された資料は9万点以上に及ぶという。これは2004年から2009年にかけての記録で、パキスタンの情報機関「ISI」とアフガン武装勢力との関係や、未公表の民間人死傷案件、アフガン側のアメリカへの情報提供者の身元情報が含まれていた[24]。これに対しアメリカのロバート・ゲーツ国防長官はFBIに捜査協力を要請した。国防総省内の内部告発者のみならず、ウィキリークス側にも捜査の手を広げようという意図があると言われている[25]。
米軍側はイラク駐留米軍情報部門での経歴がある軍人が情報源との見方をしている[26]。
イラク戦争の米軍機密文書公開事件
詳細は「en:Iraq War documents leak」を参照
2010年10月22日、イラク戦争に関する米軍の機密文書約40万点をインターネット上で公開した。同サイトは声明で「民間人が検問で無差別に殺されたとの報告や、連合軍部隊によるイラク人拘置者への拷問のほか、屋根に反政府勢力と疑わしい人物が1人いるという理由で、米軍兵士が民間施設を丸ごと爆破した報告がある」としている。
国防総省のモレル報道官は「ウィキリークスが法律に背いて情報を流出させるように個人に働きかけ、傲慢に機密情報を世界と共有することを遺憾に思う」とコメントしている[27]。
アメリカ外交公電Wikileaks流出事件
詳細は「アメリカ外交公電Wikileaks流出事件」を参照
2010年11月29日、米国外交機密文書約25万点を公開した。
(Via Wikileaks – Wikipedia)
上記の動画は件の動画。
カメラマンの機材をRPGと間違え誤射?とのこと。
こっちの方が字幕もあって分かりやすいかも。(貼り付け不可でした…。)
戦争には誤射がつきものみたいですね…。
悪いのは軍隊でも軍人でも戦争という概念でもない。
責任を負うべきはそれを行う指導者と、それに加担した企業、消費者だと思います。
何の具体性もない”戦争反対”という言葉はとても安っぽいですね。